2010年12月02日

尊徳翁 道歌に学ぶ(九)





     
     身をつとめ 

       分(ぶん)をおのおの譲(ゆず)りなば

         本(もと)かたまりて

      邦(くに)の安(やす)さよ



 それぞれが、自分にできる務めをし、世のため、人のために活かすならば、国の根本も整い、安定

することになると詠んでいます。


 ここでも、譲ることの大切さを教え、中でも他のためにする推譲(すいじょう)こそが、正しい人

の道であることを説いています。


 先ず、自分のなすべきことは何かと良く見きわめ、実行努力することが大切であり、やがてはそれ

が、世の中を良くし、国家の安寧につながることになります。


 この歌は、報徳哲学の三本柱(「天道・人道論」、「道徳経済一元論」、勤・倹・譲))の一つで

ある「勤労・分度・推譲」の教えを歌いこんであり、今こそこの三つを生活の中に活かすことが、必

要な時ではないでしょうか。



posted by 報徳会東京事務局天岩 at 19:13| Comment(0) | 道歌に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月21日

尊徳翁 道歌に学ぶ(八)





    おもへただ 天竺(から)学びする人とても

        わが身をめぐむ この日の本を



 尊徳翁の時代は学問は儒教、宗教は仏教が中心というように、外国の学問、思想を取り入れることが多か

ったのです。

 しかし、日本人であるなら、自分の祖先が残した思想、文化、伝統をもっと大切にしなければならないと、

説いております。

日本にある素晴らしい歴史を学び、外国の文化をも取り入れて活かすことが現代においても大切なことであ

ります。

 天地自然の流れと共に、歴史も繰り返されていきますが、何時の世でも通用するのは報徳思想ではない

でしょうか。

『いつでも、どこでも、だれにでも』通用する「報徳」の道は、幸せな人生への導きとなるでしょう。



posted by 報徳会東京事務局天岩 at 13:47| Comment(0) | 道歌に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

尊徳翁 道歌に学ぶ(七)


    何事も事足り過ぎて事足らず

        徳に報ゆる道の見えねば




 全ての人や物には、それぞれに独特の、固有の徳(取り柄、良さ、美点)があります。

 その徳を引き出して、育て活かしてゆくことができるのは、人間だけに与えられた徳であり、この徳を活か

し、それに報いるということが、人間としての生き なのです。

 何不足ない生活をしていても、不満に思うのは、自分の徳性を真から活かしきっていず、自分の心が満足 

していないからです。

 報徳の精神にもとずき、自分が人のため、世のために役立ってこそ、初めて人生に自信を持つことができ、

 生きる喜びが深く感じられ、そして、これこそが真の幸せな生き方と思われてなりません。
posted by 報徳会東京事務局天岩 at 22:00| Comment(0) | 道歌に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

尊徳翁 道歌に学ぶ(六)



     天地と雷と親とのめぐみにて

         身をやすらはん徳を報えや



 人は、自分一人では生きてゆくことはできません。


 自然の恩恵、社会の恩恵、そして両親、家族の愛があって初めて、安らかに暮らしてゆけます。


 そうであるならそれらの事に感謝をするのが、人の道ではないでしょうか。


 恵みを与えてくださる天地に、社会を治める君主と両親に感謝をし、自分の徳を捧げましょう。


 徳に報いるとは、全ての他の徳を引きだし、それを活かすために、自分ができることを、一生懸命努めるこ

とと思います。


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posted by 報徳会東京事務局天岩 at 10:07| Comment(0) | 道歌に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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