身をつとめ
分(ぶん)をおのおの譲(ゆず)りなば
本(もと)かたまりて
邦(くに)の安(やす)さよ
それぞれが、自分にできる務めをし、世のため、人のために活かすならば、国の根本も整い、安定
することになると詠んでいます。
ここでも、譲ることの大切さを教え、中でも他のためにする推譲(すいじょう)こそが、正しい人
の道であることを説いています。
先ず、自分のなすべきことは何かと良く見きわめ、実行努力することが大切であり、やがてはそれ
が、世の中を良くし、国家の安寧につながることになります。
この歌は、報徳哲学の三本柱(「天道・人道論」、「道徳経済一元論」、勤・倹・譲))の一つで
ある「勤労・分度・推譲」の教えを歌いこんであり、今こそこの三つを生活の中に活かすことが、必
要な時ではないでしょうか。

